新製品が出ないからこそ今のモデルを見返しておきます。
今更ながら、ネクシーガ90DUELってなんだ??ということを書いてみようと思います。
ユーザーさんはもとより、販売店の立場からも、
「YONEXさん、そろそろ新製品だしてよ」
という声は出ています。たぶん。
少なくとも、私は半年以上前から、
「次こそは新製品でますよね??」
と聞いていましたが、営業の方も本当に知らないので、
「そろそろ出ないとアレですよねぇ・・・」
と言うに留まり、結局まだ発売されていません。
うだうだ言っても仕方ないので、このようなときこそ!今出ているモデルを見返しておこうと思います。
ここ最近なんでGSRシリーズとか書いてるんだ??と
そう思われた方もいらっしゃったかもしれませんが、一応意味がありました。
で、90DUEL、並行陣向け、特にダブルフォワードの陣形をとる方に!とリリースされています。
スペックは、85平方インチ/685mm/バランスポイント280mm
イメージ的には、先の重い前衛向けの、しかも上級向けモデルという感じですね。
90Vとどっちが硬い?と聞かれることもありますが、断然DUELの方が硬いと思います。90Vは面も大きいですし、何気に飛びます。
(※球持ち系の上級では、という前提はあります。)
しかも10mmショートなのでヘッドライトでカスタムすると取り回しは最高だと思います。完全な前衛用スペックと言えますね。
中学生が使いたい!といっても大体は止めますが、高校生以上でパワーがあるのであればおすすめです。
調子が悪い時用に70Vとの2本持ちを推奨しますが。
従来の前衛向けとどう違う?と考えたときには、
- 振ってもパワーが出るような前衛向けとしてはやや先重のバランス設計
(ハーフポジションを想定・普通の前衛向けからすると試打してみても先の重さは感じます) - 面を小さくすることで振り抜き性を向上
- シャフトのくびれを減らししなり感を減少。ボレーを安定させる
という感じでしょうか。
ラケットをコンパクトに振る場面をメインに想定しつつも、ボレーを安定させられるようなイメージで設計がされています。(硬さが勝ってしまうので良さが実感されにくいですが、体中心周りでのディフェンスボレーまで想定されてフレーム下部の飛びも確保されているようです。)
そのため、ボレー時は気持ちよく弾きますが、ストローク時(しっかりと振る際)の飛びはあまりありません。i-Nextage 90 DUELから柔らかくなったといわれていますが、硬いです。ヨネックスの中では1、2を争います。たまに中学生が張替えに持ってきたりしますが、5分くらいどうやって合わせるか悩んでしまいます。
振って叩ける、とのコンセプトは、新作ガットV-SPARKとも共通しているように思います。どちらもハーフポジションから前でプレーをすることが多い方向けというイメージです。コンセプトを理解しておくことは大切。
飛ばない=硬いので、やっぱり体はしんどいですが、飛ばないということをデメリットではなくメリットに捉えるプレーヤーの方もトップを中心に一部いらっしゃると思います。
あえて上級向けに設計されているのはそういうことなのではないでしょうか。
(誰でも彼でも使わないでね…と。)
トップ選手の中でダブルフォワードを採用されているペアも多いですが、なかなかこのモデルを持っている方は少な目ですし、デザインを見てみると前衛向けのフレームで対応されている方の方が多いように思います。(ただ、実際のバランスとか重量がどうなっているかは我々には知る由もありません。)
ダブル前衛をするから90DUEL!・・・ではなく、このような設計のフレームもあることを知っておいていただくに留めていただき、ご自身のパワーレベルやプレースタイルと何があうのか、と思考を凝らしていただくのもまた一つの楽しみです。
ちなみにラインナップ的に70DUELが出たらすごいうれしいです。
おすすめできる幅が広がりそうなので。
・・・ということで、ダブルフォワード向けラケットのご紹介でした。
ではでは。
tatsumisports-proは、起己スポーツの2つ目のブログとして2018年9月にスタートさせました!
姉妹ブログtatsumisports-infoは毎日更新、新製品情報やイベント情報をお知らせさせていただいております。
本ブログでは、ソフトテニス用品に特化して、さらに掘り下げた内容をお届けできればと思っています。
誰でも読めるブログではありますが…やはりお客様あってこそ!
店頭、WEB SHOPとも、ぜひぜひたくさんのご利用をお待ちいたしております。