ソフトテニスのラケットのはなし

ミズノとヨネックス、ラケットの違いを書いてみようと思います。

思いつくことをつらつらと書いてみます。

たまにお客様に聞かれます。

「ミズノとヨネックスってどう違うの?」

・・・いろいろ違うけど、結局はモデル毎に違うので、メーカー毎の違いってなんだろう?と考えてしまいます。

と、いうことで、思いつくことをつらつらととりあえず書いてみようと思います。

 

さて、まずはグリップでしょう。
既製品のグリップ表示的には、ヨネックスは0→1→2、ミズノは00→0→1→2となっていますね。
おおよそではありますが、ヨネックスの0はミズノの00に近く、同様に、1は0に、2は1に近いと思います。ミズノの2は結構太めです。

おおよそ、と書いたのにはもちろんわけがあって、そもそものグリップサイズの規格(太さ)が異なっています。さらにヨネックスのグリップ形状はノーマルとプレーシフトと2種類あり、ミズノのグリップ形状と異なります(ミズノはハンモック形状をしています。※下記)。

ヨネックスのノーマルは、現在のラインナップでは唯一ナノフォース8V REVに搭載されている従来のグリップ形状で、正八角形に近い形をしています。より自然な形と思ってください。
それ以外のモデルに搭載されているのは、ノーマル形状よりも少し扁平したような形状をしたプレーシフト。

グリップの握り方(ウェスタン気味)的に、プレーシフトでフォア面がかなり薄くなってしまう方はノーマルにするとちょっと改善したりします。
プレーシフトはフォアが薄くなりやすく、バックは厚くなりやすい、ノーマルは逆のイメージです。
プレーシフト→ノーマル、もしくはその逆は、カスタムフィットで対応可能です。

ミズノのグリップ形状はハンモック形状といって八角形の角がよりわかりやすくなっています。ヨネックスのグリップではノーマルに近いと思います。

また、ミズノのスペシャルチューンでは正八グリップも製作可能ですので、縦横同じ長さがいい、という方には正八チューンナップが地味に人気があったりします。

言葉で言ってもこんがらがるだけなので、ヨネックスの1とミズノの0を握り比べてみていただくとなんとなく「ふむふむ」となるかと思います。
ぶっちゃけプレーに支障をきたさなかったらどちらでもいいです。。。が、グリップの微妙な違いでプレーが変わったりしますので、違うということを知っておくことは大切です。

 

お次は、、、なんでしょう。設計的な話?でしょうか。ここは私見をめっちゃ含みます(勝手に書いてます)。

ヨネックスは、とにかく王道!というイメージが強いです。
ラケットの長さやバランスを大きくいじることなく、弾き系と球持ち系をそれぞれ展開、だいたい全モデルヒットしているからすごい。

ミズノは、というと、過去Xystがヒットしましたが、ここ最近では、Xyst ZERO(面では弾くけどシャフトが極細でしなる)やDeep Impact(面内での超球持ち)・・・かなり特徴的なフレームを展開していましたね。

冒険したい!というイメージが強いです。(※私見でのイメージ)かなり先の重い後衛用や逆に超先軽の後衛用、全長がかなり長い前衛用など、いろいろありました。

SCUD、DIOSはヨネックスと真っ向勝負という感じですが、やはり一部冒険的なスペックを搭載したモデルがちらほらとあります。

無難に誰にでもハマりやすそうなヨネックスと、ハマれば強いけど、トンがったニッチなモデルも意外と多いミズノ、という感じですね。どちらが正解とかはありませんので、この辺りは好みで。たまに浮気してもらっても面白いですよね。

 

長くなってきましたね。
次に書くとすると、製品のばらつきでしょうか。

ヨネックスは自社製造、日本製です。同一ロット内ではばらつきが結構少ないのが特徴です。ロットが変わると傾向が変わることがあるのは仕方ない部分だと思います。

ですので、一気にたくさん入荷して、ちょっと外れたスペックがあれば、「おっ」と思います。外れることで良くも悪くも転びますので、選び方だけだと思います。

ミズノは中国製、海外の工場で製造しています。スペックのばらつきは、、、大きいと思います。できる限り計測をしてばらつきについては認識しておくようにしていますが、2本持ちがそこまで多くない競技のため、助かっている部分もあるかと思います。揃えようと思うとちょっと大変です。ばらつきが大きいからこそ魅力的な個体が見つかることもあるのです。←ここ大事

 

あとは別注システムについて。

ヨネックス(カスタムフィット)は
バランス:基準バランス±5mmの調整
重量:5g単位の調整
グリップ:ノーマルとプレーシフトの選択
を1000円で、

ミズノ(スペシャルチューン)は
バランス、重量:モデルにより選択範囲が変わる
グリップ:ハンモックで通常形状と正八
を3000円で、

それぞれ調整してくれます。詳しくは当店のウェブショップとか、姉妹ブログに記事があると思います。バランスの自由度が高いのはミズノ、既製品のスペックに味付けができるのがヨネックス(バランスポイントの自由度は大きくありませんが、既製品スペックを大きく変えないというコンセプトです)ですね。

2本とか3本揃えるときはこの別注システムを使っていただくのが良いかと思います。

どちらもばらつきはそこまで大きくありませんが、入荷してきて少し誤差があれば、あとは鉛のテープとかで微調整する必要がもしかするとあるかもしれません。

使ってみて問題がなければ大丈夫だと思いますよ。

 

とまぁこんなところでしょうか。

一筆書きの要領でちょっと書きなぐってみました。

気が向けばまた綺麗に清書しますね。

ではでは。

tatsumisports-pro

tatsumisports-proは、起己スポーツの2つ目のブログとして2018年9月にスタートさせました!

姉妹ブログtatsumisports-infoは毎日更新、新製品情報やイベント情報をお知らせさせていただいております。

本ブログでは、ソフトテニス用品に特化して、さらに掘り下げた内容をお届けできればと思っています。

誰でも読めるブログではありますが…やはりお客様あってこそ!

店頭、WEB SHOPとも、ぜひぜひたくさんのご利用をお待ちいたしております。

当店WEB SHOPはこちらから

姉妹ブログ「tatsumisports-info」はこちらから