ヨネックスの8シリーズといえば、その圧倒的代表格がNANOFORCE 8V REV。その魅力に迫る!
先の記事で、ヨネックスの8に注目!と書かせていただきました。
こちらですね。
8シリーズ、もちろん前衛向け、後衛向け、両方ともリリースされていますが、後衛向けのそれは、惜しまれつつも、数年に1回はリニューアルされています。
ですので、NEXTAGE 80S→i-Nextage 80S→Nexiga 80Sと、シリーズ毎に名作とされているラケットがあるわけです。
超個人的に、実現してくれたらなぁ、というのは、i-Nextage 800の後継機種がGシリーズででないかなぁ。。。と。
Nexiga 80Gなんてどうでしょう。現実には今現在、存在しませんし、新製品でこんなのでるよ!という声も私のところには届いていません。妄想の話として。
…前置きが長くなりましたが、ナノフォース 8V REV。
もう13年目でしょうか。2019年で14年目の大ベテランラケットです。
今尚、超一軍として君臨するラケット、その魅力について、ちょっと書いていきたいと思います。
前衛プレーヤーのみならず、後衛でもいけちゃうその魅力とはなんなのか…。
(私見を含みます。参考程度にご覧ください。)
その1:中・上級向けラケットには珍しい690mmというちょっと長めの全長
まずは、スペックに注目。
フェイス面積90平方インチ
バランスポイント UL 275mm ave. SL 270mm ave.
全長 690mm
となっています。
この中で注目していただきたのは、全長の690mmという部分。
前衛向けの中・上級向けフレームは、685mmないしは680mmという全長設計が多いです。
操作性を向上させるために全長を短くし、より前陣でのプレーに特化するためでしょう。
その中にも、シリーズ毎、ラケット毎の設計の違いがあり、それぞれがよいバランスを保っています。
そんな中において、ナノフォースの全長はちょっと長めの690mm。
操作性は全長が短い他のフレームにやや劣るものの、ストロークやスマッシュ、ローボレー、ボレー、サーブ、など、どのプレーをとっても万遍なくこなすことができる、いわば優等生的な長さといえると思います。
何かが抜群にやりやすい、よりも、何でもある程度できちゃう、それって結構重要なファクターだと思いませんか。
その2:弾く、でもしなる、激しすぎないフレーム
次に、打感について。
一応ナノフォースシリーズは、弾きに属するフレーム。
ですが、現在の弾き系フレームのF-LASERシリーズと比較すると、その弾き感はややマイルドに感じます。
フレームが薄く設計されており、スイングスピードやインパクト時にしっかりとボールに力を加えることができる方が使用すると、しなったり、たわんだり、適度な柔らかさが感じやすいフレームになると思います。(弾きの中にコントロール性が残る)
NEXIGAのような柔らかい球持ち、ではなくって、シャープな球持ち。
言葉にすると難しいですが、そのようなイメージになると思います。
その3:カスタムで前衛特化にも、後衛プレーヤーにも。カメレオン的バランス
最後はそのバランス。
通常の前衛向けフレームからするとやや先が重いのですが、カスタムフィットでオーダーをいただくことで、ヘッドヘビーにすると、前にも出るという後衛の方にも、ヘッドライトにするとより前衛用フレームらしく、性能をガラッと変えることができます。
5mmのバランスポイントの違いって大したことないのでは?と思うのですが、前衛向けフレーム、後衛向けフレームのバランスポイントの差って、平均すると大体20mmくらい。そんなに大した違いではなかったりします。
(それが大した違いなのですが、流れ上、ちょっとすっとぼけてみています。)
もちろんヘッドヘビーカスタムにしたからといって、通常の後衛向けフレームのボールの威力には勝てませんし、もとより超操作性重視の前衛向けフレームよりは先が重いでしょう。
ただ、だから、平均的でいろんなプレーに応用が効きやすい。
これは大きな魅力だと思っています。
実際、当店がいただくオーダーって、ノーマルバランスが結構少なく、ヘッドライトかヘッドヘビーに振っていることが多いんです。
カスタムをオーダーいただくお客様はそのあたり気づいているのだと思っています。
それ以上のカスタムとなると、店頭でリードテープを駆使するしかないですが。
…と、長々と書かせていただきました。
このブログはこんな感じで、ちょっと文章量多めでいきますので、ついてきてくださいね。
ではまた次の記事で。
tatsumisports-proは、起己スポーツの2つ目のブログとして2018年9月にスタートさせました!
姉妹ブログtatsumisports-infoは毎日更新、新製品情報やイベント情報をお知らせさせていただいております。
本ブログでは、ソフトテニス用品に特化して、さらに掘り下げた内容をお届けできればと思っています。
誰でも読めるブログではありますが…やはりお客様あってこそ!
店頭、WEB SHOPとも、ぜひぜひたくさんのご利用をお待ちいたしております。