ソフトテニスのガットのはなし

モノでもなく、マルチでもない、モノマルチという選択肢。

第四の公認ストリングメーカー、トアルソンさんの意欲作。

・・・半年ぶりくらいの更新となります。
更新出来なかった大きな理由として、新製品の発売が遅れていたことと、試打になかなかいけないことが挙げられます。

新製品も出揃っていますので、時間をみつけて試打にも行こうと話しています。
試打ができましたら、ラケット、ストリング、溜まっているものを一気に書いていきたいと思っています。

さて、本日はコアセブンのご紹介です。

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こちらのストリング、今現在は剛、柔という二種類が発売されているのですが、明日、極という新しいバージョンがリリースされますので、良い機会だろう、とこちらのブログでも取り上げることとしました。

上記3種類の違いについては後から記載するとして、まずはモノマルチについての説明。

分類については

ガットあれこれ。分類について少し書いておきます。ソフトテニスガットの分類は大きく分けて3つ。複雑ですが、大雑把に分類してみます。 ガット(単体)については今まで4記事書いてきました。...

こちらの記事も参考にしていただきつつ、もっとかみ砕いて書いてみます。

基本的なところで、モノフィラメントとマルチフィラメント。

モノフィラメントは、太い糸(芯糸)に細い糸が巻き付けられている構造になります。
反発が良いのが特徴です。

マルチフィラメントは、極細の糸の集合体(芯糸がない構造)になります。
こちらはコントロール性能に優れます。

太い糸細い糸極細の糸、の3種類がざくっとあるんですよね。
もちろんこの3者にも、太さのバリエーションは色々あると思います。
あくまでも基本的には、芯があるストリングは太い糸が芯になり、芯がないストリングは、極細の糸の集合体になります。

今回、ご紹介したコアセブンは、モノとマルチの間の構造なのですが、細い糸極細の糸の組み合わせで構成されている、少し変わった構造をしています。

普通は芯糸としては使わない、細い糸が芯糸の役割を果たし、その周りに極細の糸が巻き付けられています。

その、芯糸の役割を果たす細い糸が7本あるから、コア(芯)セブンという名前になっています。

特徴は、モノフィラメントとマルチフィラメントのちょうど間くらいになっていて、どちらかというとややマルチ寄りになります。

マルチよりも少し反発性が欲しいけれど、モノはちょっと反発してしまう。
そんなわがままなニーズに応えることのできる、トアルソンさんの意欲作になります。

トアルソンさん自体、あまり聞き馴染みはないカモしれませんが、古くより国内でストリングを自社生産している、技術力のあるメーカーさんです。

硬式テニスを中心に、優れたストリングを数多く輩出しています。

最後に、コアセブンの3種類の違いをご紹介。
実は、3種類は、表面コーティングの違いのみで分類がされており、構造自体は全く同じ。
表面だけで打感が変わりますので、打っていて発見も多いことと思います。

コアセブン剛

反発の良い、ナイロンコーティングが施されています。シリーズの中では一番モノフィラメントに近い打感になります。

コアセブン柔

掴みの良い、ウレタンコーティングが施されています。シリーズの中では一番マルチフィラメントに近い打感になります。

コアセブン極

2022/2リリースの新作。目がズレにくいサラサラ系コーティングが施されています。スナップバック効果が期待でき、ドライブ性能に優れます。打感的には剛寄りになります。

あっさり、さらっとな説明に留めさせていただきました。

当店では全て在庫しており、ニーズに合わせておすすめさせていただくストリングを変えさせていただいています。

間を狙った、痒い所に手が届きそうなストリングです。

気になる方は是非お試し下さい。

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