トップ選手の後衛も使用している中級向け前衛モデル!
ミズノの2018年始動の新機軸、SCUDの中から、PRO-Cに引き続いて05-Cを取り上げてみます。
ちなみに、PRO-Cの記事はこちらから。
先の記事ではハイエンドモデルでしたが、この度はミドルレンジにフォーカスしてみます。
さて、05-C、前衛向けモデルながら、トップ選手の後衛ポジションの方がちらほらと使用しているのを見受けます。
全長が690mmと前衛向けフレームとしては長めで、バランスポイントもX規格(223g ave.)で290mm ave.、U規格(238g ave.)で280mm ave.と後衛でもいけてしまいそうに見えてきます。
690mmはソフトテニスラケットの基本長とされており、特段長くはないのですが、前衛向けフレーム=全長が短いことが多いので、ここでは長め、とあえて書かせていただきます。中級向けフレームはこれ以外も690mmを採用していることが多いです。
残念ながらスペシャルチューンは非対応のモデルではありますが、エッジガードを貼っていただいたり、レッドテープで重さの調整をすると、ストローク戦でも十分戦えそうです。(そのままだと球が軽そうなので、少し先に重さを持って来るイメージで)
上のレベルでもポジションを選ばずに戦えそう、というカメレオン的魅力はここでは置いておいて、中学1年生の2本目として、ポジションを選ばずにどうかな(ポジションがどっちつかずな場合について)という話を少し。
ちなみに、関連記事はこちら。
7000円前後で手に入る初心者向けフレームって、やはり値段なりのもので•••ラケットをしっかりと振れてきだすとコントロールが定まらなかったり、球質が上がってこなかったり、と徐々に不具合が出てきます。ですので、1年以内での買い替えを行なっていただくのが理想になるのだろうと思っています。それはガットを張り替えても同じです。
そこで、何に持ち替える?という話になってきます。
上に書いている通りで、最近少しややこしいのが、ポジションがしっかりと決まっていない場合がちらほらとあるということ。
先輩と組む場合は後衛で同級生と組むときは前衛という子がいたり、一応後衛って言われたけどもしかしたら前衛になるかもしれないという子がいたり、ラケット選びの相談がややこしくなっている場合があるんです。
そんなときに、SCUD 05-C。
もちろん前衛向けなので、ヘッドの抜け感は前衛向けのそれではありますが、振ってみると前衛向けにしては先がある程度重い。そして、適度にしなってもくれる。
まだまだ身体が出来上がる前の中学生にとっては、適度な柔らかさがあり、パワーアシストもある本モデルは後衛でも結構ありではないかと考えています。
そのほか、力がなく、通常の後衛向けモデルではラケットに身体が振られてしまう子や、前に出ていくこともあるよ、という小学生の間に硬式テニスをしていた子にもよさそうだと踏んでいます。
本来は前衛向けのシリーズですし、01-C&PRO-Cは05-Cと打って変わって、「THE 前衛向け」の仕上がりですが、05-Cだけは中級向けのフレームの特徴である690mmの全長に加え、やや先が重いことで、ポジションを選ばずに万能にこなしていける、中学生の2本目にいろんな意味で有りなフレームだと思います。
と、SCUD 05-C。取り上げさせていただきました。
それぞれのフレームには、それぞれのフレームの良さがあります。
今回の切り口は、ポジションがどっちつかずでもある程度対応ができるフレームとしていいよ、という形ではありますが、もちろんコントロール性と、適度な弾き感のある前衛向けとしてお使いいただけますので、誤解なさらぬように。
ではでは。
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