中級向けラケットにも目を向けてみていただけたらな、と。
試打の感想にもいろいろあって、打ち応えがある組み合わせが中学生に好まれることが意外と多いんです、ということを上記記事で書かせていただきました。
そこで、ちょっと中級向けにもスポットライトを当てたいな、と、ネクシーガ50Sについて書いてみようと思います。私見がふんだんに盛り込まれていますので、あくまでも一つの参考にお願いいたします。正解のない世界です。
もちろんtatsumisports-infoでも何度となく取り上げていますので、ぜひチェックしてください。
なんで後衛向けのみ取り上げたの?ということなのですが、過去にトップ選手が使っている場面をちらほらと見たからに他なりません。今のモデルの中では柔らかいことには変わりないので。比較するものでもありませんが、50Vは柔らかくって楽に飛ぶ印象がもっと強いと思います。
基本的には、スイングスピードやパワーが上がるにつれて、フレームの硬さは上げていく方が各ショットのパワーロスは少なくなると思っています。ただ、おそらくではありますが、中級向けの後衛用フレームならではの「700mm」という全長が魅力になっているのだと思います。あ、素材も柔らかいですよ。
傾向的に、中級向けのみ後衛用フレームの全長を長く作ることが多く、それでもって、小さな力でも大きな遠心力を生むことができ、中学生にばっちり使いやすいようになっています。(中上級向けからは690mmの設計が多いです。これは後衛向け2本シャフトの話。トライドシャフトはまた別の尺度で。)
小さな力でも大きな遠心力を、という部分がカギで、インパクトの瞬間の力が大きい(パワーヒッター)と、柔らかいフレームはその性能を生かせないということが起こりえます。
例えば飛びが落ちたり、逆にぶっ飛びすぎてコントロールができなくなったり、というように。ラケットの柔らかさ、しなりとスイングスピード、パワー、打法がうまくマッチしていないのかな?と思います。
じゃあそれは全員に当てはまることなのか、というとそうではなく、球持ち性能をとにかく大切にするプレーヤーや、球をガット面に乗せて運んでいくような打法を好むプレーヤーには、不思議とばちっとはまったりするのです。(前述と矛盾しますし、あくまでも基本的に体格や技術、パワーに応じてフレームのランクを上げてもらっていい、と思っています。)
以前、当店主催の試打会に、ヨネックスさんから(当店の担当ではなかったのですが)ソフトテニスプレーヤーの営業さんに来ていただきました。
そのラケットとガットの組み合わせを聞いて「おぉ…」と。
思いもよらぬ柔らかセッティングだったのです。
硬いとボールが飛ばせず、コントロールもしにくい、という趣旨の話を聞かせていただいたのですが、何十年とプレーをされる中で、ネクシーガ50Sに行き着くこともあるんだなぁ、といろいろと考えさせられたのを覚えています。年齢は20代後半~30代前半くらい。年齢聞きそびれました。
全長が長く、フレームも柔らかいからこそ生まれるしなり、面内のたわみ、それを愛するプレーヤーからすると、ネクシーガ50Sはただの中級向けフレームではなくって、マイラケットになりえる、そのように思います。
ガットとの組み合わせでもちろん雰囲気はがらっと変わります。
サブサブラケ、くらいのイメージで、トライしてみていただいても面白いかもしれません。
ちなみに、一般的にネクシーガ50Sをおすすめする層としては、
男性:中学1年生の後半~高校1年生くらい
女性:中学1粘性の後半~(高校卒業までこのフレームでも全然いいのでは、と思っています)
こんな感じ。
他の中級向けフレームとしては、弾き系のF-LASER 5S/5Vも面白いし、SCUD 05-C/DIOS 50-Rももちろん面白い。
それぞれに魅力があります。
デメリットがある中で実はこういう層にはこういうメリットがあるよ、という切り口のため、あくまでも読み物として。
学生さんが中心の競技なので、学生さんにフォーカスされてフレームの○○級向けという表現が生まれますが、社会人のプレーヤーがもっと増えると、一つ一つのフレームにもっと魅力が生まれる気がしています。
気になる方は一度打ってみていただくのもよし、です。
ご相談はぜひ店頭で。
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