ソフトテニスのガットのはなし

1本張りと2本張りの違いについて【ソフトテニスでもハイブリッド】

1本張りと2本張りの違いについてちょっと書いてみます

G-TOUR Sについて期待している、というのは以前の記事でも。

G-TOUR Sは業界に新たな波を起こせるか【ソフトテニス×ポリ】G-TOUR Sがソフトテニスにもたらす影響とは!? 昨年、GOSENがソフトテニス日本代表のオフィシャルストリンガーになってから、選...

これからソフトテニスにおいてもハイブリッドが主流になっていくとして、そこでまた再燃しそうな1本張りと2本張りの違いについて少し。

※あくまでも当店としての意見となります。ストリンガーや店舗が変われば意見が変わる、そういうものと思っていただければと思います。鵜呑みにだけはしないでくださいね。

まずは、ここ最近特に、硬式テニスではスタンダードとなりつつある2本張りについて。

2本張りは、縦糸は縦糸、横糸は横糸でそれぞれ張り上げる方法です。

メリットとしては、横糸の通し方に非常に多くのバリエーションがあるということと、縦と横の糸の種類を変えれる、ということ。

横糸の通し方に関してはストリンガー毎に基準があるものと思います。

当店は通常は1本張りの仕上げですが、お客様とのお話の中で2本張りで対応することも多くなってきています。

また、硬式テニスの張り替えにおいては、2本張りを使用することが増えています。

 

次に、ゴーセンパターンに代表される1本張りについて。

1本張りは、縦横を1本で編み上げ張り上げる方法です。

メリットとしては、1本で全て張り上げるために、緩みがでにくい(あくまでもその傾向がある)ということ。そもそもは技術的な部分が大きいです。

1本張りが1パターンしかないわけではなく、いろいろな張り方があり、上部を柔らかく仕上げたり、硬く仕上げたり、と様々な対応は可能です。

...と、こんな感じです。

 

本当はもっと細かな違いはあるのですが、どちらで張っても、同じストリンガーの仕上げでは、同じように仕上がるのが一番

同じ”ように“、と書かせていただいたのには、厳密には違う点があるため。

こちらから。tatsumisports-infoの記事です。

姉妹ブログでも記事を書かせていただいておりますので、こちらのひとつの参考に。

 

ただ、1本張り2本張りかの違いよりも大切なのは、どのような狙いをもって張り上げたのか、という点です。

姉妹ブログにこう記述させていただきましたが、

当店としては、1本張りか2本張りか、が重要ではなくて、どういった基準でその店舗やストリンガーがガットを張っているか、が重要だと考えています。

ですので、同じストリンガーさんに1本張りで依頼しても2本張りで依頼しても、張りあがりの強さが極端に変わっていけないと思いますし、同じように仕上がるはずです。(極端に、と書かせていただいたのは、もちろん異なる張り方をするため、(プレーに影響のないレベルで、)若干の違いは出てしまうものだと考えるからです。)

実際、A店とB店で同じガットを同じテンションで、例えばどちらにも2本張りでお願いします、とガット張りを依頼して、仕上がりがまったく異なることはよくありますし、各店舗が各店舗の張りの基準を持っていて当然だと考えています。

個人的にはやはりこのように思っています。

 

ただ、何よりも大切なのはお客様とのコミュニケーションですので、当店においては、まずは張りを体感いただき、そこからどのようにしたいのか、じっくりとお話をできればと思っています。

まずはスタンダードな当店としての張り、その後、まずはガットの種類やテンションで調整をし、もう一声!となると、張り方での調整を加えていきます。

ハイブリッドが「かゆいところに手が届く的な」ご提案のひとつ、と書かせていただきましたが、張り方についても同様。

 

1本張りが良い、悪い、2本張りが良い、悪い、ではなく、両方ともいい点があります。

それぞれ大切な張り方だと思っています。

細かな話は是非店頭で。

ではでは。

tatsumisports-pro

tatsumisports-proは、起己スポーツの2つ目のブログとして2018年9月にスタートさせました!

姉妹ブログtatsumisports-infoは毎日更新、新製品情報やイベント情報をお知らせさせていただいております。

本ブログでは、ソフトテニス用品に特化して、さらに掘り下げた内容をお届けできればと思っています。

誰でも読めるブログではありますが…やはりお客様あってこそ!

店頭、WEB SHOPとも、ぜひぜひたくさんのご利用をお待ちいたしております。

当店WEB SHOPはこちらから

姉妹ブログ「tatsumisports-info」はこちらから