ハイブリッドの元祖、剛戦シリーズを今更ながらおさらい
今更ながら、、、元祖ハイブリッドガット、剛戦シリーズをおさらいしておこうと思います。
ここ最近、G-TOUR Sのプチヒットや、DUODRIVE、オリジナルでナイロン同士を組み合わせたり、とハイブリッド需要がソフトテニスでもにわかに高まっています。
ただ、元祖ハイブリッドストリングといえばこの剛戦シリーズ。
未だ人気が衰えないロングセラーなのはさすがのゴーセンクオリティといったところだと思っています。
それぞれチェックしてみると、まずは後衛向けX5S。
メインにはポリアーメットの1.25mm、クロスにはテックガット5300。
打ちごたえと球持ちの両立をしたモデルです。
そもそもポリアーメットは、それ単体でも販売されてはいるのですが、当店がゴーセンソフトテニスラインナップの中で唯一在庫していないストリングとなります。
ポリ単体として張られることが多いのは、より引っかかりの強いヨネックスのポリアクション(また、硬さもしっかりと。ローテンションでのニーズも!?)で、ポリアーメット単体はほとんど見たことがありません。(あくまでも当店付近では。)
ポリアーメットだけでは硬くて飛ばない、5300の球持ち感は好きだけどもっとボールをシバきたい、耐久性が欲しい、etc…
いろいろなニーズがうまく絡み合って、ハイブリッドがそこまでメジャーではなかった時代からずっと売れている組み合わせとなります。
ゴーセンの営業マン曰く、ミクロを飛ばなくした感じ、とのことですが、5300の打感が残りつつ、打感はしっかりとポリらしいガツっとした感じです。
硬さと球持ちのバランスが、ハードヒッターを中心に、人気の秘密かな?と思います。
ちなみに、後衛に向けて、というキャッチコピーなのですが、前衛が使うとすると、ボレージのインパクトの瞬間の力がしっかり強くないとボールを飛ばせないかもしれません。
※5300単体の場合は、コントロールを求める前衛プレーヤーにはばちっとハマります。そこまでニーズは多くありませんが、当店社長(前衛)は長年愛用しています。
“弾き感”というよりかは、”(振った時の)打ちごたえと球持ち”という感じ。ストロークメインの方がなんとなくハマりそうかな?と思います。
メインに5300、クロスにポリアーメットを持ってくると、5300の感覚を残しつつ、硬さと弾き感をアップさせることができます。5300をベースに反発力をアップさせることができます。
長くなりましたが、次に前衛向けX7V。
メインにはポリアーメットの1.22mm、クロスにはマルチCX 17(1.24mm)。
ポリアーメット1.22mmはX7Vのためのストリングで、単張では発売されていません。
また、マルチCXは硬式ストリングですが、X7Vのクロスに採用されています。
どんな組み合わせか?というと、細ゲージ由来の弾き感(1.22ポリ)にマルチCXの球持ち感をプラス。
結果、硬すぎず、柔らかすぎず、な、”ちょうどいい感じ”の組み合わせとなります。
CXシリーズは、硬式テニスストリングとして数年前に発売され、モノフィラメントタイプのモノCX 、ゴーセン独自の海島構造のAK PRO CX、マルチフィラメントタイプのマルチCXの3種があります。
摩耗に強い耐熱糸を編み込んだマルチCXは、高耐久なのか?と思いきや、表面がざらついており、結局意外と切れやすいストリング(インパクトの力が強くないとなかなか切れないかもしれませんが。)となります。
ただ、その表面のざらつきがボールの喰いつきを演出し、さらにポリアーメットも表面がざらついているため、細ゲージ同士の組み合わせながらくっとボールに喰いついてから弾きだすことができます。
喰いつき(球持ちというよりは喰いつきという方が表現的に良さそうです)からの細ゲージの弾き感、ポリの打ちごたえ。
※ナイロンモノの飛びとはまた違う感覚かと思います。どちらの方が好きかは好みの部分。
また、X5Sにしろ、X7Vにしろ、G-TOUR Sのハイブリッド(これはパッケージングはされていないので、オリジナルで対応)と比べると、柔らかさと球持ち感が出てくれると思います。
ソフトテニス用に開発されたポリだからこそ出せる、柔らかさ。
もちろんポリはポリですので、たとえば歴1年の中学生におすすめするか?というとおすすめしないでしょう。
高校生男子〜パワーのある方に使ってみていただきたいな、と思います。
今更ながらな剛戦シリーズでした。
ではでは。
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