ソフトテニスのラケットのはなし

初心者向けって意外と難しいという話。【マッスルパワー】【テクニックス】

春だから、初心者向けのラケットの話です。

毎年、この時期になると、新中学1年生の子たちが、
「ソフトテニス部に入部したから入門用のラケットを買いに来ました!」
とご来店されます。

ということで、入門用ラケットについて書いてみようと思います。

 

ここ最近のソフトテニスラケット、入門用といえば・・・

軽い!
面が大きい!
グリップが細い!

の三拍子です。

どのメーカーでも基本的には208g平均(XFL規格)、面も大きめの設定となっています。
(95平方インチのものが多いでしょうか。中には90平方インチモデルもあるかもしれません。)

メーカーによっては、極端にトップヘビーなモデルもあります。
(極端すぎるとあまり好ましくないと思います。)

また、グリップサイズは、各メーカーの中ではかなり細いレベルのものを搭載しているものがほとんどです。(一番細いと書いていないのには、一部ジュニア向けラケットにもっと細いグリップを搭載している場合があるからです。)

誰でも使えるように、ということで、最も潰しが効く形で設計されています。

 

ポジションが決まる前に、
まずはラケットを振れるようになろう!(筋肉をつけていこう)
ラケットに触れよう!(素振りやボール拾い、基礎打ちから、いろいろなことに使っていくでしょう)
正しいグリップの握りを身につけよう!
という目的をもって使われるラケットとなってくると思います。

そのため、ラケットを満足に振れない時点から楽にボールが飛ぶような設計がなされています。
(本当はガットをビシっと張り替えてあげたいですが、予算があわなくなってしまう。。。)

当店的には・・・
もう少し重くあって欲しいなぁ・・・
(あと15g重くって、ちょっとだけ先が軽ければ・・・)
面のサイズ、別に90平方インチでもいいなぁ・・・
グリップサイズ、できたら選ばせてあげたいなぁ・・・

(もう一つ太くてもいいような・・・)
なんて希望がありますが、その希望も通ることなく、初心者用ラケットは上記のような感じになっています。

せめてしっかりとお話しさせていただきたい、と当店では、お客様にご足労をいただき、店頭でお話しをさせていただきながらグリップテープやエッジガードのことまでお伝えさせていただきます。

金額が張ってもよければ、もっといろいろなご提案はできますが、まずはソフトテニスに親しんでいただきたいので、この形でもいいのかなぁ、といろいろと飲み込んでいます、笑
(あくまでも当店としての考え方ですよ。)

 

ここ最近では、すぐにポジションが決まらない場合(1年くらいだらだらと伸びる場合も・・・)もあって、ポジション別のフレームにすぐに替えられない、なんてことも・・・

 

まぁ、そうですね、いろいろな場合が考えられるかと思いますのでこういう場合はどうしよう?と店頭でご相談いただければと思います。

 

最近の初心者向けラケット事情でした。

ではでは。

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