未だに「30ポンド=普通」という考え方もあるようですが…。
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さて、ガットの張り上げテンションについて。
5年10年くらい前まで?は、
普通のテンション(=お任せのテンション=基準のテンション)=30ポンド
なんて言われていたことが多かったように思います。未だにそのようなお話を伺うこともあるのですが、まぁ、今の基準でいうとあれですね、ちょっと古いと思います。(あくまでも私見、当店の基準によります。)
どこから30が出てきたのか?と考えると、おそらくメーカー推奨テンションに25-35lbsという記載が多いからでしょうか。ちょうど真ん中ですね。
UXLとかX規格の場合は20-30lbsと記載されていることが多いので、それじゃあUXLやX規格は25lbsが普通だったのかな・・・?
そこで本題は、、、今発売されているフレームに対して、30lbsをどう考えていくのか、という点です。
当店的な考えとしては、「そこそこ硬め」です。
例えば高校生男子以上の力のある前後衛の方に、というイメージですね。
女子選手ではなかなか30ポンドを超えるテンション指定はないように思います。
例を上げるとして、少し昔のフレームなのですが、ナノフォース750Vとか800Vって弾き系のラケットながらすごく柔らかかったです。(復刻したら死ぬほどおすすめしそう。。。今からすると柔らかすぎて嫌がられるかもですが。。。そして復刻することはないと思いますが。。。)それがナノフォースの後期から(5Vとか7Vとか。)はなかなかにハードになった印象を持っています。よりしっかりと弾くような印象です。
750Vとか800Vだと30ポンドでばっちりだったのに、5Vや7Vになると飛ばすために力がいるんです、弾くフレームのはずなのに飛ばない…となった記憶がかすかに。。。
今現在は、フレーム自体の硬さをより顕著に感じれるようになったので、テンション選択を間違うと、硬い!飛ばない!となってしまう恐れがあるわけです。
少し前の基準で考えると、もしかするとやっぱり30がちょうど真ん中だったのかな?それで良かったのかな?なんて思ったりもします。それでも高校生からですよ。
違う観点ではありますが、ストリングマシンに関してもどんどんレベルが上がっています。
同じテンションを指定しても、ロスが少なくなり、面圧もしっかりと仕上がるイメージになってくるのでは?と思います。
フレームだけではなく、全体的に面内が硬く仕上がるようになってきていることが一つの事実としてあります。
で、話をまとめてみると、今のフレーム、今のマシン、今の当店の張りで考えると、おすすめするとしたら
中学生男子で26~29ポンド、女子で26~28ポンド
高校生男子で28~32、3ポンド、女子で26~30ポンド
くらいでしょうか。
例えば球持ちのよいフレームだと弾き系フレームからすると柔らかくなることが多いので、弾くガットにしてあげたり、テンションを上げてあげたりしても悪くないと思うのですが、とりあえず基準となるテンションは?なんていわれると、27とか28をおすすめすることが多いです。
面のサイズとガットの本数、フレーム特性まで考えてみると25ポンド以下も全然ありになってしまう時代です。普通のテンションとしての30ポンドは硬いわけですね…。
話を少し広げて、どういうときに30ポンドを超えてくるのか?となると、
✓ ボールが思ったより飛ばない→面内でボールを持ちすぎて威力を吸収しきってしまっている場合※力がなくてボールが飛んでいないのであればテンションは下げてあげる。
✓ ボールが飛びすぎる→ガットのパワーアシストが強すぎる場合
※例えば前衛さんでインパクトの瞬間の力が強くボレーが収まらない場合とかが当てはまりますね。
と、こんな感じ。
ガットの種類によっても左右されるので、テンションを上げる際は、本当にテンションを上げるだけでいいのか、同じテンションでガットの種類を変える方が良いのか、そのあたりを相談いただきたいなと思います。
ではでは。
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