ガット張りって、割と時間がかかるものです。【ガット張りにご理解を。】

作業時間は確かに20分かもしれませんが・・・。

ありがたいことに、ずっとガット張りのご依頼が立て込んでおり、忙しくさせていただいております。

お時間をいただくようになっても変わらずたくさんのご依頼をいただいておりますが、中には「すぐ張って！」という方もいらっしゃいます。手が空いていればもちろんすぐにお張りしますが、、、

ここでは、ガット張りって、すぐにできるようで実はすぐにはできません、ということを順を追ってご説明させていただき、少しでもご理解をいただければ、と、、、そう思い、記事にしてみています。

最後に大会会場ではどうなっているのかまで書いてみようと思います。
では、いきましょう。

①　まずは、受付。
今どのような状態なのか確認させていただき、そこからどうしたいのか。
季節によってテンションの上げ下げは？ガットの種類は？
いつもと同じで！という常連様ほどここの時間は短くなってきますよね。
ただ、ここのコミュニケーションは非常に大切だと思っています。
ここでのお時間が5分なのか30分なのか、はたまた1時間なのかで、すぐに張れないということがわかっていただけるかと思います。

当店では基本的に「おまかせ」でとお預かりすることはほとんどありません。

②　状態の確認。
次にラケットの状態の確認です。
①の中に含まれていますが、あえて別にしてみます。
ラケットに大きな傷や折れがないか、グリップやエッジガードもついでにチェック。
ここでも数分はかかりますよね。

③　ガット張り上げ。
ようやく張り上げ作業です。
スムーズにお張りさせていただけると15分～20分です。
お客様がいらっしゃったりすることで数分中断してしまうこともあります。

④　張りあがりの状態の確認。
ガットの目ずれを直したり、張りあがりに問題がないかを確認します。
ここでもお時間をいただきます。

⑤　お渡し。

とこんな流れ。

最低でも30分は欲しいところです。1時間いただければしっかりと見れます。

スピード仕上げを謳ってしまうと、おろそかになってしまう部分は少なからず出てきますので、お時間に余裕をもってご来店いただきたいなぁ、と思っています。

大会会場ではどうなっているかというと、（ゴーセンの場合は）張り人が張りに集中できるように社員さんがガットを切って～掃除～新しいガットの準備までを一手に担ってくれます。また、接客がないので、黙々とただ張れるということも環境的には大きいでしょう。

まぁ、、、あれですが。大会によっては人手不足でそうならない場合もありますが。。。

ということで、実際に張っている時間は15分～20分。

だけれども、、、前後にいろいろあるので、時間に余裕をもって張りの依頼を出してくださいね、とそんな感じです。