バーサスモデルは誰にフィットするのか、試打前の今だからこそのフレッシュな頭で考えてみる。

　Type VSはソフトテニスラケットの新たな形になるのか

ジオブレイクが発表されました。
ヨネックスから待望の新シリーズ登場、ということで、業界は結構ざわざわしています。
（当店としてもじっくり試打をした上で試打レビューを上げていきたいと思います。）

その話題の中心にいるのは、おそらくType VSでしょう。
今回はそのType VSについて、試打前の今だからこそのフレッシュな頭で、では誰にフィットするのかな？ということを考えてみようと思います。（※あくまでも試打前の状況です。）

本題の前に、まずはGEOBREAKまでの流れから。
コントロールモデルの系譜では・・・

i-NextageではV、S、一本シャフトだったラインナップが、
NEXIGAではV、S、Type Gになりました。（ここも衝撃だった！）

Gは新たな1本シャフトの形として浸透したかに見えましたがジオブレイク第一弾となる70シリーズではGがなくなり、新たにVS（バーサス）という新タイプが登場。
時代の流れでしょうか。

・新フレーム形状を採用！
・新シャフト形状を採用！
・70シリーズにUXL規格！（220g ave.）
・UXL：285mm ave.＆UL：280mm ave.

と何から何まで新鮮な新モデルです。
イメージとしては、DUELだったり、GSRだったり、つまりは並行陣モデルやシングルスモデルを彷彿とさせます。
前衛向けモデルと後衛向けモデルの間に位置するスペックで、メーカーも全ポジション対応モデルと謳っていることから、DUEL、GSRから比べても力の入れ方が違うように思います。※今までは競技向けモデルでオールラウンドモデルってなかったと思います。

では、そのVSモデルが誰にフィットするのかな？と試打前のフレッシュな頭で考えてみます。

まず、イメージするのは、DIOS -C。先軽後衛向けラケット。

先が軽いというコントロール性能【DIOS C type】をご紹介コントロールをどう捉えるか。　DIOSの既製品をウェブショップでチェック！　　DIOSのスペシャルチューンをウェブショップでチェ...

自身でラケットをガンガン振っていきたい！という方や通常の後衛向けモデルでは先が重すぎて振られてしまうという方にまず打ってみていただきたいなぁと。
ただ、懸念事項としては、独特なフレーム形状が挙げられます。

GSRを彷彿とさせる、フレーム下部にスイートスポットがありそうな形。
がっつりストロークモデルではなさそうだなぁ、、、と予想します。

前につくこともある後衛さん。これは良さそうです。ローボレーもしやすそうなので。
（アリ寄りのナシ、的な、前衛寄りの後衛さん、です。）
あ！ヘッドヘビーカスタムをするとまた表情が変わりそう。そうなるとバランス的にはヘッドライトの後衛向けになりますね。

逆に前衛さんはどうなのかな？と考えてみると、ちょっと先が重そうじゃない？という。
それこそストロークを打つ機会が多いのであればアリなのかなぁと思いますが、取り回しのしやすさは・・・普通は圧倒的にVでしょう。

がっつり前につけない前衛さん？
前衛だけど、ストロークを重視される方？
うーん、、、なんだかちょっとネガティブなような。
これもヘッドライトカスタムが気になるところです。前衛向けにがつっと寄るのかな？

“前衛向け”としての既製品の設計の限界値としては690mm 275mm ave.の8V REVじゃないのかなぁ？と個人的に勝手に思っています。（700mm 285mm ave.の伝説のXyst T1もいますが。これは後衛さんでもいけたし、並行陣でも全然ありなフレームでしたよね。）

並行陣を採用されるペアからすると、前衛向けよりストロークの威力が出て、後衛向けよりもボレーが安定する、というちょうど間にいるスペックがばっちりハマる可能性もありそうですが、そもそも並行陣を採用されるペアが中・高生では少ないです。トップレベルで70シリーズはそこまで浸透していませんし、ここも何とも言えないところ。
できればDUELとの明確な違いが欲しいなぁ？

ということで、試打前で感覚的情報がない中でVSが誰にハマるのかぁ？と考えてみましたが、もやもやとちゃんと答えが出ませんでした。

前衛さんというよりかは後衛さんかな？という程度。

どっちつかずにならず、こういう方におすすめできる！という対象がばっちり見つかってくれたらいいなぁ、と思いつつ、試打をしていこうと思います。

あくまでも今は、メーカー情報、フレーム形状、スペックを元に勝手に書いているだけですので悪しからず。

新モデル、俄然楽しみです。

ではでは。