たまにいらっしゃる、クロスのテンションを下げる方。その意味って?
ガット張りがどんどん増えてくるこれからの季節。ガット張りのテンション指定について書いてみようと思います。
前置きさせていただきたいこととして、今回はかなり感覚に訴えかける内容になっていると思います。
こちらからクロスのテンションを下げようか?、という提案をすることはよっぽどではない限りありません(場合によってご提案することもあります)ので、よし、と試されてしっくりときた一部の方がクロスを下げてご指定される、というイメージです。それではいきましょう。
指定がない限り、メインとクロスでテンション操作をすることはほとんどない(はず)
まず大前提としてお伝えしておくべきこととして、ソフトテニス界隈においては、お客様からご指定をいただかない限り、メインとクロスでテンション操作をすることはそうそうない、ということです。例えばメイン30クロス28のように。
単純に、ゴーセンパターンやヨネックスのパターンがそうなっていることが大きな理由なのかな?と思いますが、基本的には同じテンションで張り上げてしまうことが多いです。
厳密な話をし出すと、文面で残してしまうとややこしくなってしまう場合がありますので、ちょっとぼやかす感じで、(はず)とさせていただこうと思います。(お店レベルではいろいろなレシピがあります。それは当店も含めて。)
クロスを下げる→ハイブリッドみたいなイメージ??
では、クロスを下げるその意味合いって何か?と考えてみると・・・
単純に柔らかさや球持ち感をアップさせる目的や、張ってすぐに使いたいから少しでも馴染みやすいように、という意味合いだったりするのかな?と考えています。
(思うことは人それぞれです。)
クロスを下げるとメインクロス同じで張り上げたときよりも面内は柔らかく仕上がると思います。もちろんメインクロス両方とも下げたときよりかは硬い仕上がり。
なんとなくのイメージとして、例えばハイブリッドって、メインは硬いガット、クロスは柔らかいガットとして組み合わせることが多いですよね。
メインの硬さをクロスの柔らかさで緩和して、球持ち感と打球感の柔らかさを演出する、そんな感じです。
クロスを下げるイメージって、ハイブリッドするのと似てるのかも?とここ最近思うようになりました。
もちろん打球感はそのガット本来のものですよね。
普段30で張っていて、もうちょっと柔らかさが欲しい・・・例えば29とか28を試してみて、なんだかしっくりこない、と、ふと30×28を試してみるとばちっとハマる場合がある。
・・・と、結構繊細な感覚をお持ちの方はそんな感じで微調整をされる場合があります。
クロスを上げる選択肢はあるのか?
逆はあるのか?
うーん・・・2、3年に1回とか、本当に稀にそういうご指定もいただきます。
ないことはないけどほとんどない、みたいな感じです。
弾き感を上げたい場合は単純にご指定テンションを上げていただければと思います。
それで大体完結してしまうので、あえて少し歪なテンション指定をする必要はないのかと。
本流ではありませんとタイトルに書かせていただいている通り、基本的にはクロスはご指定いただかずに本来の張りでいろいろなガットをまずはお試しいただくのが良いと思います。
テンション操作をせずとも張り方でも打ち心地は変えることもできますし、組み合わせが無数にありすぎて我々も結局どれが正解かはなかなかわかりません。ただ基準をしっかりと持っておかないと訳が分からなくなってしまいます。
ガットの種類を変えるのか
テンションを変えるのか
違う張り方をしてもらうのか(GOSENパターン?S張り?V張?)
はたまたクロスだけ下げるのか
本当にいろいろできてしまいます。
こうするとこんな感じになるよ、というイメージはお伝えすることはできますが、やはりお客様との信頼関係が大切。長くお付き合いいただく上で、ベースの張り上がりを知っていただいて、そこからもっとこう、とご相談いただければなと思っています。
ということで、感覚的だけどプレーの肝になるテンション指定についてでした。
※正解は人それぞれです。あくまでも一つの参考程度に。
ではでは。
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