ソフトテニスのラケットのはなし

面圧が半端ないモデル…F-LASER 9S/9Vがここ最近キテる話

発売からしばらくたって、今!?なタイミングですが、人気です。

発売してから半年を過ぎて、今、人気になってきているモデルとして、F-LASER 9S/9Vを取り上げてみようと思います。

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そもそもは、昨年の夏ごろに発売をし、トップ層を中心にじわじわと売れていたモデルです。

それがここにきて、一気に注文が多くなってきています。

なんで!?
とのことなのですが、おそらくトップ選手がこぞって使用を開始したことが理由の一端なのであろうと予想しています。

「一撃で決めきるための決定力を求めて」
・・・このコンセプトで探すのであれば、これ以上ないチョイスになると思いますが、やはりハイエンドもハイエンド。
扱うには相応の技術とパワーが必要になってくると思います。

レビュー記事としては夏ごろに姉妹ブログに記事を投稿していますので参考にしていただくとして、使用する際の注意点とか知っておいていただきたい部分などを抜き出して書いてみようと思います。

まずは、張りあがりが他のフレームと比べて断然硬くなるという点。
85平方インチに16×19のストリングパターン。
フレーム上部の飛びを確保するために、フレーム下部から5平方インチを捻出、削減したとのメーカー説明は受けましたが、一回り面は小さくなったと思っていただけばと思います。
さらに、ガットの本数が多いために、張りあがりは、、、まー硬くなります。。。
ガットの種類やテンションは柔らかめから調整していくのがおすすめです。
逆に一番硬い組み合わせを知ってもらうのであれば、超ハードセッティングから試してもらい、徐々に落としていくのもまた一つではありますが。(例えばミクロパワーとかスラッシュを35ポンドみたいに。)

 

後は、スポットを外すとまー飛ばない…という点。
面が小さくて、面圧も高くなりやすい。
・・・となると容易に想像ができるのがスイートスポットの小ささ。

有名どころで少し古いフレームを思い出すと、ボロン300なんかがスイートスポットが小さいフレームの代表格でした。
79平方インチの1本シャフト。超・名作です。
よく「硬い」という感想を聞いていたフレームですが、硬いのではなくて、スイートスポットが極端に小さく、そこに当たらなければ飛びが落ち、打感も悪くなる。芯を食ったら最高、となるのが1本シャフトです。

外すとコントロールができなくなりますが、そのスポットがシビア。
プレー中、どれだけスポットでボールを打つことができるか。
そのあたりも難しいフレームと考える所以です。
柔らかいフレームほど、スイートスポットが広く(というよりもボールが飛ぶ範囲が広い)、打感も柔らかい。そのため、ハードヒットしていくのであれば、打感がぼやけてしまったり、ボールが暴れてしまったりします。だからこのようなハード系フレームがあるわけです。

 

と、上記のような注意点があるにせよ、【一撃】を求めて、選手使用が多くなったことも相まって人気になってきてるのかと予想しています。LASERUSH 9S/9Vの時には感じなかった勢いを今ごろ感じています。

試打をしていただくなり、ガットの組み合わせ、テンションをご相談いただくなり、使ってみたい!という場合はお気軽にご相談ください。

ではでは。

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