グラウンドストロークの頭文字を取って、「G」
明けましておめでとうございます。
年末年始はゆっくりとさせていただきましたが初売り初日にとても忙しくさせていただき、早くも仕事モードになりました。当店をご利用いただくお客様のおかげです。
ありがとうございます。
なかなか時間が取れず(というより年末年始は久しぶりに思考停止しており)記事投稿が滞っていましたが、またぽつぽつと投稿していきます。
さて、本日はヨネックスの後衛向けの一角、タイプ「G」について。
SがあったらGはいらないのでは?なんて時代になってきましたが、後衛ならば一度は持ちたい1本シャフトの魅力について書いていこうと思います。
なんで純粋な1本シャフトはなくなってしまったのか。
まずはこのことについて書いておこうと思います。
ヨネックスがGシリーズを発売した背景に、近年のソフトテニスの高速化が挙げられます。年々ラケットが進化し、今までよりも簡単にスピードボールが出せるようになりました。
一昔前の男子のスピードが今や女子のスピード!?なんて声もあったりなかったり…。
(↑ここはなんとも言えない部分ですが、競技のスピードが飛躍的に上昇しているのは事実です。)
高速化に伴い、スイング軌道にも変化が表れ、従来よりもコンパクトにラケットを振る方が増えているようです。
そのコンパクトなスイングに合わせつつバランスを最適化(従来よりも先を軽く)し、1本シャフトのしなりを残したモデルがタイプGとなります。
Gはグラウンドストロークの略ですので、しっかりと後衛用、というイメージですね。
未だ、純粋な1本シャフトは必要だ、という声も少なからずありますが、しっかりと毎ショット打点に入り、振り切る事ができるか、と考えると、そのようなシーンが減ってきていることもエナジーブラストを搭載したGタイプに切り替えられた理由になるのでしょう。
※設計的に、Gタイプは1本シャフトを2本シャフトに近づけた(逆の表現でも良いのかもしれませんが…)ものになります。その形によって、純粋な1本シャフトよりも反発性を向上、さらに、面安定性も向上させています。
どのようなシーンで活躍するラケット?
では、Gタイプはどのようなシーンで活躍するのか?
打点に上手く入れずとも、ボールを返しやすいのは2本シャフトのSタイプ。
簡単にスピードショットが打てるのもSタイプ。
結果、総合力に優れているのはSタイプとなるかと思います。
Gタイプの良さは何か、というと、しっかりと自身の打点で体全体を使って打球することができた際の球質にあるかと思います。
1本シャフト由来のしなりがあるGタイプでしっかりとボールに力を込めることが出来れば、球質はSタイプを上回るものになります。重さなのか、深さなのか。
(F-LASERやNEXIGAがあるように…打ち方様々で、全く合わない方もいらっしゃるので、そこは打ち比べが必要です。あくまでもばちっとハマった方に向けて。)
例えば中学生の大会においては、高校生のそれと比べて展開がゆっくりなことが多いと思います。1本1本しっかりと打っていく事で中学生のうちにフォームをしっかりと身につける目的で例えば50Gを使っていくのはひとつでしょう。しっかりと見ていただける方が近くに居る必要性はあるかと思いますが。
高校生でも、前に出て行くシーンがないプレースタイルだと、Gタイプでガンガン振っていくのが合っているかもしれません。
もしくは、1本打ちのような基礎練習でフォーム、自分自身のストロークをしっかりと身につける(またフォームが狂ってしまった際に修正する)目的で持つのもまたひとつ。2本シャフトに比べてスイートスポットがシビアなGタイプは、ストロークを身につけるのに最適かと思います。
(ストロークを身につけることだけを考えると、1本シャフトがやはりベストだと思っています。Gタイプは1本なの?2本なの?というと、2本らしさを1本シャフトに落とし込んだ形になるため、純粋な1本シャフトよりも弾き感があり、面安定性もあります。2回目ですが念のため。)
...と、こんなところ。
90Gはしっかりと硬いので、落としどころが難しいのですが、ぐにゃりとしなる50G、スイングスピードが遅い方にばちっとハマることの多い70Gは一定の層を得ていると思います。
皆、特徴は違いますが、総合力に優れるSタイプにない良さがそれぞれにあります。
純粋な1本シャフトより総合力が向上した、それでもストローク特化の後衛向け、、、
無理矢理表現してしまいましたが、、、そんなGタイプの紹介でした。
上手くハマればヤミツキです。ではでは。
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