1.20mmマルチ。細いですね。
ヨネックスより発売される新ストリング、V-FIRE。
ソフトテニスストリングでは初めてハイスリングファイバーを採用（芯材）した、軽快な弾きが魅力的な前衛向けストリング、とのこと。
ざっくりの試打感想を書かせていただこうと思います。
いつものラケットに、ということで、ネクシーガ70Vに張り上げをしてみました。
（そろそろジオブレイクシリーズに持ち替えないと、ですね…）
30ポンドで張り上げたのですが、張り上げた感じ、本当に柔らかいな、と。
（30ポンドと思えないくらい柔らかいです。）
打ってみると、軽く振るだけでポーンとボールが飛んでいくイメージ。
“軽快”という言葉がぴったりです。
力を入れて振ってみても、しっかりとボールは飛んでいきます。
打感自体は本当に柔らかいです。そして、振るとボールがぎゅっと喰いつきます。
ボレーも軽快に弾いてくれるので気持ち良いですが、強いボールを受けるとき、喰いつきすぎてしまうかも？しれません。
他に気になった点としては…失速が早いな？と。
ヨネックスが前衛向けとして発売しているストリングは…
V-ACCEL、V-SPARK、そしてV-FIRE。
当店的な共通点は、ボレー時は三者三様でいい特徴が出ているのに、振った時に失速するイメージがどれもある、ということ。
（ストロークの威力を重視するストリングではなく、あくまでもボレー特化？？）
V-ACCELはボレー時の弾きは気持ちよく、スピードも乗る反面、ストローク時はどうしても失速してしまって、ボールが着地してからが遅いイメージ。
V-SPARKはそもそもが硬いので、飛距離が出にくいイメージ。
V-FIREは、とにかく軽快。打感が非常に軽くって気持ちよいのですが、バウンドする前には失速している感があるので、しっかり振るのに適したストリングではないな？と。
ラケットとの合わせ方で印象も変わると思いますが、今作V-FIREは、どちらかというと、女性プレーヤーにぴったりなのかな？という風に思いました。
もしくは、打感が硬めのフレームに合わせてあげて、全体的なバランスを取ってあげるか。
そういう意味で、ナノフォース8V REVの新色と同時発売なのはなんとなくうなずけます。
マルチ系ガットの宿命であり、細ゲージガットの宿命でもあるテンションキープ率が悪いという点は…おそらくV-FIREも同じです。
ここばっかりは仕方がないと思います。
力に自信がない
体への負担を少しでも軽減したい
硬いフレームでボールが飛ばないから、アシストしてくれるストリングを探している
冬用に楽なストリングを！
そんな方には一度お試しいただきたい新製品です。
ということで、ざっくりとV-FIREのレビューでした。
ではでは。
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