しっかりとハイエンドな仕上がりになっています。
ジオブレイク80シリーズのレビューを書かなければ・・・と思い、早1ヶ月が経ってしまいました。
雨に降られ、また、コロナ禍においても非常に忙しくさせていただいており、投稿が非常に遅くなってしまいました。
いつも通り、現段階でのレビューということでご理解をください。
感覚は人それぞれ。あくまでも一つの参考程度にお願いをいたします。
まず、大枠での感想を書かせていただこうと思います。
一つ下のランク、ジオブレイク70シリーズの当店的位置付けとすると、番号の割に柔らかく、非常に幅広くおすすめができるフレーム、といったところでした。
おそらく、ジャイロバーストシステムがボールに与えるパワー、また、演出してくれる打感の柔らかさがそうさせていたのだろうと思います。
(フレーム自体もネクシーガよりも柔らかかったのでしょうね。)
では、ハイエンドモデル、ジオブレイク80シリーズはどうか?
80シリーズ全体を通して打感がしっかりとし、ハイエンドらしい仕上がりになったな、という感じ。
ただ、ハイエンドの割には硬すぎず、しっかりとボールも飛ばしてくれるので、ユーザーは増えそうだな、という風に思っています。
番号的には80ですが、廃番となったのはネクシーガ90シリーズですので、そことの比較をざっくりとしていきたいと思います。
まずは80Sについて。
今までにないフェイス形状(何に似ているかというと、ネクステージ80Sっぽい感じのティアドロップ形状ですかね?)に、ネクシーガ80Sのドライブクレーターを上回る「ドライブクレーター+クラッシュジェネレーター」仕様(ねじれ性能UP)。さらにジャイロバーストシステム搭載、と盛りだくさんな1本です。
ぐにゃぐにゃしなる柔らかさという感じではなく、しっかりとした芯の感じられる硬さはあるのですが、今までから比べるとパワーアシストがしっかりとしており、ドライブ回転がしっかりとかかったボールを生み出してくれます。
(打感的にも硬めであることは確かですが柔らかくなったのだろうと思います。)
ネクシーガ90Sが、良くも悪くもプレーヤー依存なソリッドなラケットとすると、ジオブレイク80Sはしっかりとした硬さは持ちつつも、+αのパワーをボールに付与してくれる、そんなイメージを持ちました。
ジャイロバーストシステムのデメリットとしては、(シリーズ全体を通して言えることですが)面を誤るとボールに回転がかかりすぎてしまいコントロールを失ってしまうところ。
ここは慣れが必要だろうと思います。
一言、売れる1本だと思います。
次に80G。
VSではなくってGなんだ、と驚きもありましたが、70VSの上のランクとなると一気にユーザーが減っていたと思いますので、個人的にはGが出てくれて嬉しかったです。
シングルシャフト系のフレームがゼロになるのも寂しいですしね。
さて、感想ですが・・・完成度は高いのではないかと思っています。
過去のGシリーズ(ネクシーガ)を振り返ると、
しなりを感じることのできる一本シャフトらしさのある50G
ラケットの先で打つとフェイスが暴れる感覚のある70G(先以外は問題なし)
硬い!スイングスピードが必要!な90G
というイメージ。
数字が80なので、70と90の間にハマったら面白いだろうなぁ?と思っていたら、まさしくそんな感覚を持ちました。
70Gのデメリットであったフェイス先端でのヒットでもフェイスは暴れず
(多分それだけしっかりとしているんでしょうね)
90Gほどカチカチではない感じ。
(ただ、しならせるためにはある程度のパワーは必要だと思いますが・・・)
回転がしっかりとかかったボールがコートにしっかりと収まってくれるイメージです。
ジャイロバーストのアシストは80シリーズ中最少かもしれませんが、最後、ボールをコートに収めてくれるのはグロメット由来の回転性能の高さだと思っています。
(ほんとのところはわかりませんが・・・)
695mmの全長に290mmのバランスポイント。
シングルシャフトらしいラケットが好きな方からすると先が軽すぎる感覚はあるかと思います(是非カスタムで対応を!)が、290mmにバランスポイントを置いてくれることで、Sからの移行はある程度スムーズにできるように思いました。
安定感はSに敵いませんが、一撃の魅力はGですね。
最後に80V。
今までとの違いでかなり大きいのは、バランスがさらに先軽になったことと、ガットの本数が16×17になったこと。
まず、バランスについては、操作性は非常に良いですが、軽すぎて違和感を感じる場合が出てくる可能性はあるだろう、という風に思いました。
過去に、姉妹ブログで書かせていただいておりますのでご一読を。
全長が短いことと、さらに今までよりもバランスが軽いことのダブルパンチ。
良し悪しは人によりそうです。
ガットの本数については、17本で良かったのだろうと思います。
70Vの柔らかさは魅力的だったのですが、前衛プレーヤーからすると、ボレー時にしっかりと弾いてくれることもハイエンドラケットに求める要素としては大きいと思います。
ネクシーガ90Vほどフレームがしっかりとしてくれていると16×16でよかったと思うのですが、グロメット効果でガットはよく動きます。
そうすると、面圧をあげるためには横糸を1本プラスしないと帳尻が合わなかったんではないのかな?と想像しました。
(さらに、ガットの本数が多いことによって、面の安定性も高くなるはずです。)
それでもストローク時には回転はよくかかっていますし、飛距離も全く問題ないかと思いますので、総合するとネクシーガ90Vより柔らかいのだと思います。
バランスが問題なければ、モノ自体は非常に良いと思います。
ということで、非常にざっくりではありますが、ジオブレイク80シリーズについて。
今後、ガットとの組み合わせも考えつつ、味わっていこうと思います。
感想は日々変わりますので、そのようにご理解ください。
また、当店スタッフ試打での感想をレビューとさせていただいております。
一つの参考程度にお読みください。
ではでは。
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